雑記

課題

お題は 出離その期なし−教行信証化身土巻356他 及(いま)し休止し断絶せん−愚禿抄434 一 弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて、往生をばとぐるなりと信じて念仏もうさんとおもいたつこころのおこるとき、すなわち摂取不捨の利益にあずけしめたまうなり。…

念仏の教えはメビウスの輪

念仏の教えはメビウスの輪。答えは一つ「唯念仏」、しっくり出来ず留まることができずに進む。表に行き、裏に行き同じ一点「唯念仏」を通る。しっくり出来ず留まることができずに進む。表に行き、裏に行き同じ一点「唯念仏」を通る。しっくり出来ず留まるこ…

迷いのままに

おじいちゃんは節談説教の説教者でした。節談説教というのは、禁止されたと言われています。じいちゃんの説教を聞いていると、「うけ念仏」というて、話の合間合間に聞いておられるおばあちゃんたちが、それは、波のように「なんまんだぶつ」と念仏申してい…

話すことを止めた、大事にしてきたこと

今回、法話の機会をいただいて震災以降話せなくなったことがようやくはっきりした。その話すことを止めた、大事にしてきたこと、一つはすえとおらない優しさ。そして、がんばってもがんばらなくてもいい。それから、たすかりたいとおもっていない。

かちゃかちゃ、おじいちゃんの満中陰法要

今日は11時から満中陰法要を勤めた。式次第を30分前に助音の方と決めた。 先ず出仕 合掌中 両尊焼香 住職坊守合香 次伽陀 先請弥陀 次 観無量寿経 次 短念仏 和讃 大聖おのおの 添え 同じく 次 回向 願以此功徳 一度退出 中陰壇勤行 先ず出仕 次 嘆仏偈 次 …

ぐち

12月25日26日和田稠先生の七回忌が光闡坊で(も?かな)勤められる。朝佐野さんから電話がかかってきて、お話を依頼された。いやー、よわったなぁ。日はあいていないわけではない。でも光闡坊で話すのがきつい。とはいえ、いつもと同じことしか話せない。まあ…

お坊さんの仕事

1月に学校で道徳親子教室がある。公開授業、講演会、親子ディスカッション、意見発表など。親子ディスカッションでは親子が自分の夢や、今がんばっていることを話し合うのだという。 娘に将来の夢を聞いたら、坊さんになるという。「でも坊さんというのはお…

普段とちょっと違うお葬式

午前中お葬式があった。導師は東本願寺派のご住職。たまにあることだけど、大谷派寺院密集地で普段勤めているので、少し戸惑った。なんていう名前だったかど忘れしたけど、あの門徒総代さんとかが亡くなった時、教務所にとりに行くやつ、おじいちゃんの中陰…

かぐや姫と森の神様

http://nanao-art-museum.jp/?p=2713 七尾美術館で開催中の「ボローニャ国際絵本原画展」へ行ってきました。絵本は大好きですが、原画となると魅力や迫力が増すことをはじめて知りました。なんといってもすごかったのは、フィリップ・ジョルダーノ氏(イタリ…

お御堂の障子の張り替え

満中陰も近いので、お御堂に戸を入れました。穴がいっぱいあったので去年はいれなかったのですが、北余間の方は、幸い被害が小さかったので、母が桜の花を作って貼ってくれました。↓ うちの本堂の材料はもともと能登の寺であったものをもらってきたものだと…

彼女の将来の宝

ご門徒さんの家に報恩講のお参りへ。子どもが大好きなおじいちゃんで、月参りは娘を連れていくことが多い。なにせ、娘を連れていかないとがっかりして「じょうちゃんはきてくれなかったのか」とおっしゃる。連れていくととってもうれしい顔をして「これ食べ…

それぞれの業で

業というのは、生まれ、育ち、背負っているもの、そして出会ったもの。今の私がどんなものであるかということは、出会ったものが実は大きいと思う。 今日は楽しい坊守会、「坊守会って忙しいんだな、月に何回あるんだ?」なんて言われながら。そういや、教区…

笑えないという小さな苦悩

今日はお墓を移動するからということで、読経を頼まれた。本家と分家の4人の方が参られて、三つの墓の前で、阿弥陀経、嘆佛偈、正信偈をあげた。短念仏のあと、同朋奉讃式の和讃を順にいただいた。 二つ目の墓の前で、嘆佛偈をあげていたとき、その家のおじ…

おじいちゃんの初月忌

昨年おばあちゃん94歳で亡くなり、隣の寺のご住職が76歳で亡くなり。今年はじいちゃんが92歳で亡くなりました。10月29日でした。まだ一カ月しか経っていないのですが、10月11月というのは、お寺はすごく忙しい。11月6日に葬式をしました。1・2日だんなの実家…

義なきを義とす

念仏には無義をもって義とす。 歎異抄十条 一つ上の同級生が好きだった言葉。彼がなぜそんなにその言葉が気に入っていたのか、実はよく分からなかった。若くて、特に苦労もなくて、正義を立てることさえなかったのかもしれない。 だから「義なきを義とす」と…

五濁悪時

友人の寺報を読み引きずり込まれた。 「阿弥陀経にある五濁悪世(ごじょくあくせ)を、宗祖はなぜ五濁悪時(ごじょくあくじ)と言いかえられたのか、3月11日にわかりました。宗祖は悲惨な状況を目の当たりにされたんです。」 古田和弘師の言葉 如来所以興出世 唯…

トゥール・モンド・シュシュ鞍月店

ふと、おいしいイチゴショートケーキが食べたくなった。普通のでは嫌だ、おいしくないといけない。イオンにはない。その店は金沢市合同庁舎の近くにある。娘を誘って、19時に家を出て行ってきた。車を走らすこと30分、1050円のイチゴがはいったロールケーキ♪…

白檀のお線香

夕方月参りに行ってきた。おばあちゃんはすでに線香を燃したようで香っていた。ふと線香の箱を見ると「白檀」と書かれていた。やっぱり違うもんだな。高いけど香りがいい。私は値段を当てることができた、ふふ。「沈香」のは5000円、百貨店で買ってこうよか…

未来は絶えずゆれうごく

カップヌードルのヨーダがでているCM、いいな。30秒のじゃないと。 http://www.cupnoodle.jp/cm/index.html 彼女はすぐ、「運命」という。90歳を過ぎて死んでも、自死でも、親が死ぬまで介護できたことも、悲しい別れも、きっとうれしいことも。ある人は運…

お菓子をもらったのがうれしくて

19時半過ぎから、あるおうちの報恩講のお勤めをしてきた。ここ数年私が勤めている。おばあちゃんと息子夫婦、孫娘さんと5人で、正信偈草四句目下、念仏讃三淘、和讃「三朝浄土の大師等」次第三首を赤本で勤める。御文は末代無知。家族みんなで声をそろえて勤…

金沢別院組代表出仕してきました

13日から18日まで、金沢別院報恩講引上会が勤まります。今日は組長(そちょう)さんに頼まれて組代表出仕してきました。去年は結願逮夜に出仕し、えらいことになったので、17日と18日はご遠慮することにしました。 10時からの逮夜は藺草履で北6(御代前六)、13…

衣体(えたい)標準色相見本

柴田法衣店の衣体(えたい)標準色相見本 http://www5a.biglobe.ne.jp/~koromo/NewFiles/sikiso_folder/sikiso_2.html じいちゃんの裳附は、本栗皮色(上座四等以上、上座共通衣体)のが多い。したがって私は着れない。 私のは結婚式にピンク(薄丁子)のが着たく…

精進料理

法話に呼ばれたお寺の客間で「我行精進忍終不悔」という書を見た。和田稠先生のものだった。 十方の世尊、 智慧無碍にまします。 常にこの尊をして、 我が心行を知らしめん。 たとい、身をもろもろの苦毒の中に止るとも、 我が行、精進にして 忍びて終に悔い…

真宗寺院が喪に服すということ

お友達のお寺の報恩講で、参り会の法中さんが「中陰中で」電話もなくご出仕いただけなかった。面倒なのでもっと簡単に言うと、友人の寺の報恩講で、「中陰中で」を公然の理由として電話もなしに参りに来ない真宗寺院の住職がいた。 いろいろ事情はあると思う…

赤本は悲しみにあふれる

「あかほんくんなんてね、にこにこ笑っているキャラクターだけど、あのキャラクターを作った人はこの赤本が本当ににこにこ笑っていると思っているんだろうか。この正信偈のどの言葉を見ても悲しみにあふれているのに。」と彼は言った。すでにあかほんくんを…

覚え書(麤紙・杉原)

式次第など、一枚ものは紙の輪を下にする。 お悔帖など何枚か綴るものは輪を上にして、縦書きになるよう右側に穴をあけ、お布施袋の紐などでとじる。 香儀の御礼は、麤紙(そし・杉原50枚か100枚、大判なら一枚30円) 麤紙という言葉を調べたけど出てこなかっ…

鼻つまみ者じいさん

村の鼻つまみ者じいさんの添いあいが亡くなった。そのおばあさんは長い間富山の娘さんが連れて行って面倒を見ていたので、じいさんは長い間一人暮らし。亡くなったおばあさんはじいさんとちがってとっても優しくて気が利いて新しいものをとりいれることがで…

法務等ご多用中

今日は村の人が亡くなって、朝からおおわらわ。明日はお通夜、明後日お葬式。導師は隣のお寺の姉さん(代務住職)。村では二カ寺が、仮通夜、通夜、葬儀に顔を出す。だからお隣のお寺がお手次でも、私も忙しくなります。 明日はおじいちゃんのお葬式でお世話に…

葬式後にすること

葬式に麤紙を渡せなかった寺院に挨拶と御礼。通夜に遠くから来ていただいた、K寺とA氏に不室屋 御汁箱 を持っていきました。いずれも香典返しのカタログを渡していますが、挨拶と御礼を兼ねて。 それから参り会の近くの寺院に麤紙を届けました。葬儀が日曜…

葬儀はべストメンバー

祖父の葬儀はべストメンバーが揃った。 導師 地区のお寺の相導師寺(お互いに導師を務める寺)住職 式司 祖母の葬儀も任せた方。私が非常にお世話になっている。祖父に「大変お世話になった」とおっしゃっていた。 承事 地区のお寺の長兄。これまで私たちがど…