おじいちゃんの初月忌

昨年おばあちゃん94歳で亡くなり、隣の寺のご住職が76歳で亡くなり。今年はじいちゃんが92歳で亡くなりました。10月29日でした。まだ一カ月しか経っていないのですが、10月11月というのは、お寺はすごく忙しい。11月6日に葬式をしました。1・2日だんなの実家の報恩講、2・3・4日導師の寺の報恩講、4・5日村の老人会の旅行と、日がぜんぜん空かない。でもじいちゃん最後に思いきりおいてあげたいとも思いました。葬式は三回目ですから、慣れたもんでした。じいちゃんが喜んでくれるような葬式をちゃんと勤めたかったのですが、じいちゃんから引き継いだ諸々のお陰で大変うまく行きました。
葬式までにも導師の寺の報恩講法話に11月2・3日行き、じいちゃんの葬式終わったらすぐ村に葬式があって、それが終わると式司の報恩講へ行き、福井の報恩講に三日ほど手伝いに行って、別院の報恩講に出仕して、能登原発学習会に行って、参り会の最後の報恩講に2日参勤、なんぞとしていましたら、じいちゃんが浄土に帰ったのがもうずっと前のような錯覚を起こしながら、家族皆寂しく思っています。
49日間は精進料理するかたもおられますが、愛用のだしつゆはかつおだし。手ぬき料理はとり野菜みそ。一年で一番食べる野菜は玉ねぎなので、全く日々精進料理からかけ離れています。この一カ月は生魚と生肉は買っていないことだけそっと報告。あくまで「生」ですから、調理してあるのはたくさん食べてきました。食べないことで、いつも食べていることを考えたかったのですが、「生」を買わないということでかえってそこから遠のいています。
「精進料理?しなくていいよ!」といってくれる先輩もいます。こんなときくらいがんばってしなさいよ、と自分で思うから、しなくていいといわれると、少し気が楽になります。
今日は、「源平なます」をつくりました。簡単で、好評☆これからこの味でいこうと決定したのでアップします。
材料 大根 1本(500g程度)・にんじん小(50g程度-だいこんの1/10から2/10)・塩大さじ1・甘酢(作りおき:酢200ml、さとう大さじ5、塩小さじ1)大さじ5
大根をスライサーで削る。塩大さじ1をふり、5分放置。
大根から水分が出てきたら、ひたひたに水を入れ、すぐ水を切り、塩分を流し、軽く水気をきる。
にんじんをスライサーで削る。包丁でもよい。(大根と同じ大きさにする)
大根とにんじんを合わせて、作りおき甘酢を大さじ5かけまぜる。
出来上がり。

「源平なます」というけれど、源氏と平家の戦いからきているネーミングらしいけれども、大根10に対しにんじんは1か2でいいのだから、歴史的に見て、源氏が圧勝したということなんだろうか。なんか平家に対して失礼な名前だなぁ。ご先祖が平家の方もたくさんおられるだろうに。