観経

大丈夫が気に入らない

久しぶりに帰ってきた妹が力説した。「大丈夫」が気に入らない、というた。妹は「なんか違う」と言いながらそれ以上言葉に出来なくて、興奮していた。何があっても大丈夫、大丈夫、本当にそんなことが大切か?なんでもものは考えよう、自分の考えによって、悩…

「旃陀羅」についての用語解説

『観経』には「栴陀羅」とあるが、通常は「旃陀羅」と表記される。「旃陀羅」は梵語チャンダーラの音写であり、古来中国では「厳熾(ごんし)、執悪(しゅうあく)、険悪人、執暴悪人、主殺人、治狗人、屠者」などと訳されてきた。 インドでは紀元前八〇〇年ころ…

寒中見舞いの補足その3(結)

ドラエもんに「独裁者スイッチ」という名話がある。何人かの坊さんが法話で話していたことを聴いたことがある。 なにかがきっかけになって怒りの火が燃え出したら、周りにあるもの全てを焼き尽くしてしまいたいくらい怒り狂う時がある。あいつもこいつも私も消…

寒中見舞いの補足その2

お正月に家族でトランプなどして遊んだことがきっかけで激怒。住職が「あんなおこりんぼうはほおっておけ」だの「やってやれ!(こらしめろ)」だのと執拗に言って、娘と二人で嫌がらせを連発するので、堪忍袋の尾が切れた。介護の仕事をしている住職はほとんど家…

寒中見舞いの補足その1

法事は観経(仏説観無量寿経)を読むことが多い。読経の後、法話で観経の話をすることもあったが、韋提希がむちゃくちゃ落ち込んだりめちゃくちゃ腹立てて愚痴をぶちまけた末になぜ「憂い悩むことなき処をお説き下さい。」「争いのない処を教えてください。」(…