2007-07-04から1日間の記事一覧

第十条(後半第十一条)

そもそもかの御在生のむかし、おなじこころざしにして、あゆみを遼遠の洛陽にはげまし、信をひとつにして心を当来の報土にかけしともがらは、同時に御意趣をうけたまわりしかども、そのひとびとにともないて念仏もうさるる老若、そのかずしらずおわしますな…

「ただ」は絶対(和田稠先生の言葉)

聖道にたいする浄土、とこういえば相対的なものです。ご存じのように浄土といえば、聖道門にたいする浄土門、これは対立概念です。もうひとつは、浄土にたいする穢土、という相対的な意味があるんです。ですから浄土といえば必ず穢土が入ってくる。穢土にた…