谷内正遠版画展へ行く

私には夢がある―谷内正遠木版画集

私には夢がある―谷内正遠木版画集

友人に誘われて、谷内正遠(まさと)版画展へ行きました。ご本人とお話できて楽しかった。風景画や仏画もよいけど、私は猫がお気に入りです。木に猫が彫られた置時計を買いました。猫と「もうじゅうぶん足りているかもしれない」と彫られている。同朋会館の「汝なんの不足がある」(清沢満之)みたいで大切な言葉。
お財布と相談して今回は検討にとどまったが、
一人居て喜ばば二人と思ふべし
二人居て喜ばば三人と思ふべし、
その一人は親鸞なり(『御臨末の御書』)http://www.geocities.jp/aokusabito/sub1.html
という言葉の真中に阿弥陀さんが描かれた版画が欲しかった。小さい頃読んだ「しんらんさま」の絵本の最後の言葉。真中が阿弥陀さんなのがいいな。
谷内正遠 1956年、石川県津幡町に生まれる。独学で木版画を始める。個展を主とした活動で、金沢を始め世界各地で毎年6回ほどのペースで開催。版画教室を開き木版画の普及につとめる。(探究社・法蔵館発行「ほのぼのカレンダー2011年版」より)
第30回 谷内正遠木版画展−金沢市ラプロ片町7F「アートシアター石川」11月12日まで