葬儀参列

某寺の前坊守さんのお葬式。数日前坊守会で、お通夜とお葬式どちらへ行こうかとちょっと話し合って「お葬式を豪華に、みんなでおくってあげよう」ということになった。ある方が、「私が死んだとき誰も来てくれなかったらさみしいから、お参りしなきゃ。」といった。私は自分が死んだときたくさんの人にお参りしてほしいと思わない、とずっと思ってきたが、考え直すのもいいかなと思う。そういうことでまだ考え中だから「大勢のお参りのほうが華やかでよい」かどうかは別として、おじいちゃんがお説教にいっていたお寺だし、私も一度法話へ行った(お世話になったということなのである)。それよりも、坊守さんにとても親切にしていただいているから行く。行っても気の利いた言葉をかけれるでもないのだけど。彼女がその母親のことを話したとき「あなたのお母さんは偉いわ、私は母を施設にあずけてる」と本当に悲しそう少し涙をにじませて言った。「私は介護職経験者だから胸はって言いますが、施設もいいですよ。」と話した。日頃朗らかな坊守さんの、あの時の顔が浮かぶ。想い出や後悔、在宅介護でも同じだと思う。
日を改めて行くのもよいなと思う。私自身恩師方が遠くから足を運んでくれたことがうれしかったことを忘れないから。