ペナントで昭和が見えてくる

法話に苦しんでいる。あいかわらず。明日はこのことを話したいのだけど、探し物が見つからない。
NHKに「熱中倶楽部」という番組がある。たまたま観ていて、感激したのだったが、はっきり思い出せない。
http://www.nhk.or.jp/nj-blog/300/25121.html(NHK熱中時間「熱中倶楽部」まさかペナントで昭和が見えてくるとは思わなかった「ペナント熱中人」)
3000枚以上ペナントを収集する北澤さん、今回160枚をセットの壁に貼った。
収集したペナントを昭和30年代、40年代、50年代に分けてみると、大変興味深いことに気付く。30年代は旅行がまだそれほど一般的ではない。40年代になると旅行は一般化してきてペナントは「子どものお土産」に。印刷や表現の技術もぐんとよくなる。50年代になると旅行先の土地のお土産という意味が分離し、「かわいいから買う」ものになった。
このことについて、人々の感覚の推移を、精神科医の名越先生が興奮して話した。30年代のペナントは「東京」というその文字だけで、旅行の想い出が凝縮されていた。40年になると、だんだん豊かになり、絵に表現されたものを旅行の思い出として手に入れるようになった。ところが50年代になると、ペナントは刹那的な「その時だけ欲しくて手に入れると飽きてしまうような物」になった。
こんな感じのことを言っていたはずなのだけどうろ覚え。メモすればよかったな。再放送は9/12(土)16:30から