達磨不識(だるまふしき)の意味

達磨大師の逸話である。武帝が「私は寺院をたくさん建て、多くお布施をし、たくさんのお坊さんにお布施や供養をしてきたが、どんな価値があるか?」と、大師に問うた。

達磨大師は「価値はありません。」といった。

次に武帝は「それでは高名な僧であるあなたにはどれだけの価値があるのか?」とたずねたのだが、大師は「不識」と答えたのだという。
「識」は知るということだから、知らない、わからない、という意味になる。

NHKで放映していた上杉謙信の伝記(http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/2.html)で観たのだったが、武帝がたずねたのは「価値」ではなく、「功徳」だったようである。

興味のある方は、こちらを参考にしてください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1325036913
「価値」と「功徳」、ニュアンスが違うけれど、現代的な関心にそっていうと、「功徳」は「価値」になるというのは、とても興味深い。