蓮如上人の言葉

ねぶり(眠り)をさまして

友人から寺報が届く。 御こころをしずめ ねぶり(眠り)をさまして ねんごろに 聴聞そうらえ 『夏御文』三 蓮如上人 眠りから覚めるなんて言葉は迷いから覚めるという言葉と同じにすぐ大変に身構えてしまう。 眠くなるのは真剣さが足りない私だからと思ってい…

十人は十人ながら、百人は百人ながら、みな 

四 そもそも、男子も女人も、罪のふか(深)からん輩は、諸仏の悲願をたのみても、いまの時分は末代悪世なれば、諸仏の御ちからにては中々かなわざる時なり。これによりて、阿弥陀如来と申し奉るは、諸仏にすぐれて、十悪五逆の罪人を、我たすけんという大願を…

信心獲得

5 信心獲得すというは、第十八の願をこころうるなり。この願をこころうるというは、南無阿弥陀仏のすがたをこころうるなり。このゆえに、南無と帰命する一念の処に、発願回向のこころあるべし。これすなわち弥陀如来の、凡夫に回向しましますこころなり。こ…

『おやまごぼう』を読んだ―松扉 等さんに感動!

転載不可の場合は削除しますからご連絡ください。 おやまごぼう 第286号 真宗大谷派金沢別院 年間購読料1200円(含送料) 『お文』を読む 諸仏のはたらき 松扉 等 長く二人で暮らしてきた仲の良い夫婦の、奥さんの方が病気になり、ご主人が看病と家事を一切こ…

ダイニングルームでの雑談が仏事

「仏法は、讃嘆・談合にきわまる。・・・」(蓮如上人御一代記聞書201) そうか、讃嘆は読経と法話、談合は語り合うということだった。なるほど、法話が談合の言葉を引き出すということがある。報恩講の法会の後、ダイニングルームでの雑談が仏事だった。