今週のお題「父との思い出」

「パーフェクトリポート」の再放送を録画して観た。どうしても残しておきたい言葉がある。

青山叶が、父義男につぶやいた。
叶:「ねぇ、父さん、私さ、光輝くんとも話せるようになったし、信頼できる仲間も出来た。それなのに、迷うことが多くなっちゃって。」
父:「そりゃ、お前も成長したってことなんじゃないか。」
叶:「え?」
父:「経験を積めば積むほど視野が広がって、いろんなものが見えくるようになる。その分選択肢だって増えてくる。だから迷って当然なんだよ。そんなもんだよ。」


中原 丈雄氏が演じた父親に、失った時が重なった。私の父は61歳で亡くなった。父にそっと弱音を吐くようなかわいい娘ではなかった。でも、お腹の娘に心臓の障害が出るかもしれないことを父にだけは話した。心配そうだった。亡くなってから17日後に娘は産まれた。青白くてとっても小さかったけれど、会わせたかった。父が亡くなって10年、法話も法務も迷うことが多くなってきた。だけど、安心して迷うことにしようか。