前住職一周忌式次第

親しい人の法事があった。右京さんたちよりもっと年の離れた「相棒」だった。相棒と言っても先輩だから、教えてもらったことがたくさんある。まだ聞かねばならなかったこともたくさんある。お陰で今日も式司だった。不慣れでもたもたした。自分たちがやらねばならなくなったときにあらためて先人の苦労が偲ばれる。また一つ一つが経験になる。今度ある時のためにメモる。
前住職一周忌式次第
【法要勤行】
先出仕
次総礼 住職合掌中両尊焼香(蓋等確認)
次伽陀 瓔珞経中(観経和讃)
仏説観無量寿経 音木之有(二段目で焼香合図)
次短念仏
次三重念仏
 念仏讃淘五
 和讃 恩徳広大釈迦如来 
  ソエ 自力の
次回向 願以此功徳   
次退出
法名前勤行】(住職調声)
先出仕
次願生偈
次短念仏
次回向 願以此功徳
次総礼   
 導師御法中焼香後退出
(法中挨拶、法礼を渡した後、脱衣案内)
御文(助音が戻るまで式司・住職は脱衣しない)
法話(出来れば間衣で聴聞)
お斎
うちのばあちゃんの法事はもたもた以前だった。ウサギが病気で、もう私は出なくてもいいくらいの思いで、間際まで医者へ連れて行っていた。経過はよく、図らずも間に合って(お始まり30分前に帰宅)、式次第は出仕の3分前に住職のお父さんと決めた。ひどいな。父の実家、だんなの実家というごく近い所に寺に親戚がいるので安心してる。住職にやってほしいところでもあったが、その日も私が座配などをした。いっておくがあんまりある話でない。「Jさんがいたら…。Jさんがいるはずなのに。」法事の度に思う。