三匝(さそう)を勤める

三匝(さそう)を頼まれた。初めてではないが、決して慣れていない。七篠袈裟については、今日の導師は着せることが多い方だから指示をいただいてなんとか出来た。三匝もなんとか大きな間違いなく出来た。
三匝(さそう)ってなんなんだろう。真宗聖典には出てこない言葉。「匝」は音読みだと呉音ソウ(ソフ)・漢音ソウ(サフ)、訓読みではめぐ-る。
聖教全書の『平等覚経』にはあるよう。

諸の菩薩皆大に集ひて 稽首して無際光を禮したてまつる 遶ること三匝して叉手して住し 国尊無量覚を歎じたてまつる 

前み趣きて佛の為に礼を作し、佛を遶ること三匝して、頭面を以て佛足に著けて去りにき。
佛説無量清浄平等覚経巻第四

なんか「三匝遶る(めぐる)」のがお約束らしい、ようわからんので、今度聞くことにする。路念仏は二匝である。私は葬式の中心がわかっていないのかもしれない。
参考
「匝」http://ja.wiktionary.org/wiki/%E5%8C%9D
『平等覚経』http://www.icho.gr.jp/seiten/html/z1-098.html

追記
答えらしきを見つけた。葬儀屋さんのHP

6. 三匝鈴(さんそうりん)
葬列出発の用意を整え、三匝の鈴(さんそうのりん:鈴をきざんで小から大へと打ち上げ、あるいは大から小へと打ち下げる)を打ち出す。
http://yoshiokasousai.co.jp/prt_jyodoshinsyu.html