にんにく*1313339841*[雑記]小菊158円
お盆に初めて小菊を買った。小さくて一本じゃとても間に合わなくて3本買った。グラジオラス2本と白い桔梗を2本、たった7本で1235円だった。お盆の花セットじゃ長さが足りない気がしていた。母が家の周りの草を花束よろしく刈ってきたの(内心そんないっぱいどうすんだ?と思ったのだが)を足してちょうど墓の花瓶が様になった。
今日、昨9月に亡くなった祖母のお骨を、戦時中の三具足が置かれている苔むした墓に納めた。墓経にはたまに招かれるが、これまでこんな汚い墓は見たことがない。それでも母がちょっと掃除したらしいからそれまでどんなだったのか見当がつかないほど。
墓石の入口をお兄ちゃんがうんしょうんしょと開けた。苔むしているので滑ってなかなか開かないんだという。お父さんの時はじいちゃんが一人で開けたらしい。じいちゃんすごいじゃないか。「本山に持っていくのはどうするの?」と母が言ったから一旦入れた骨壷を戻して蓋をかぱっと開けてちょうどよいのをいくつか骨壷が入っていた木箱に戻した。骨壷にも木箱にもしっかり導師さんが名前を書いてある。本来なら導師に納骨してもらうべきだよな。住職が白衣間衣に黒いズックで、私は白いシャツに間衣で、母は草刈りのための畑服に輪袈裟で、娘もそろってお勤めした。
毎年叔母も墓参りに来る。今年はいつになくきれいにお兄ちゃんが道を刈って、花もそれなりになっているので、月末の法事の際、妹も招待しようか。それまでにたわしでゴシゴシしないと、ばーちゃんが文句を言いそうだ。嘆佛偈をあげた帰り際、母がぽつりと「毎年かあちゃんとみんなで笑いあって墓参りに来ていたんだから」といった。