金沢別院結願逮夜出仕

金沢別院の報恩講に組代表として出仕しました。日中と逮夜の二座をひきうけましたが、逮夜が結願と知らず、えらい目にあいました。日中は余間出仕、ご連枝の体調を配慮して、急きょ、文類偈真四句目下、念讃五淘で勤めました。私の差貫の左が妙に長かったことの指摘以外は、難なく終わりました。
おいしいお弁当をいただいて、いざ結願逮夜、はじめて、祖師前(六)に挿鞋(そうかい)で出仕。挿鞋の作法に不安な声は、何度か聞いたことがありましたが、まさか自分がやることになるとは思ってもいませんでした。当然オロオロオロオロ。履いて歩くこともまともに出来ない。とにかくもたもた引きずって、右を脱ぎ、左足を脱いで足を斜めに置いて外陣向きに回転して着座。履くときは、右足一歩降りて、左足を履き、右足を履いて退出。手にいっぱい書いてなんとか段取りよくやったはずが、退出時に中啓を忘れてしまい、焦りました(涙)
上臈出仕、下臈出仕共に経験出来ました。式務の方をはじめ、出仕の法中方にも親切に教えていただいて、泣きそうではあったけれど、大変勉強になりました。苦労して学んだことなので、忘れないできちんとできるように、来年も是非出仕したいです。でもできれば結願はやめたい。
ちなみに結願逮夜次第は楽ありで、正信偈句切念讃八淘、区切は出来ないので拝聴させていただくだけにしましたが、八淘の念仏讃と和讃は経験があるので、多少声を出しましたが、二重の区切りで失敗したくないので、口を閉じました。
緊張してどっと疲れた。
挿鞋(そうかい)とは−http://kotobank.jp/word/%E6%8C%BF%E9%9E%8B