深夜のアナゴ処理

午前二時、台所でガサガサ音がした。目を覚ますと、お兄ちゃんが釣ってきた大きなアナゴを処理していた。アナゴって海の魚なんだね。塩でぬめりを取ってから、三枚程度におろす。血に毒があるとのことで、いつもより気を使う。そのうちお兄ちゃんの持っていた包丁を取り上げて私がさばくことに。彼は「目打ち」係になった。ぐにゃぐにゃ長いから目打ちがないと難しい。数分後、血で赤いところは全て切り落としたりタオルでふいて除いた。毒のある血は生で食べなければ平気で、しかもフグのような猛毒でもないと判明し、一安心。晩御飯はアナゴの煮付けにしよう。