有縁の命終

今しがた葬式の御案内。うちのおじいちゃんの囲碁仲間。いりびたっていたから、よく電話をしたものだった。じいちゃんたちが碁をしなくなってからもう10年近く経つだろう。よくご夫婦でお参りに来てくれた。バリアフリーにリフォームしたお家を見に行ったのがずっと前のことのよう。現役の顔や、おじじになってからの姿、村の人だからいろんな想い出がある。先日も90歳過ぎのご門徒が亡くなり寂しい顔をしていた私に、お兄ちゃんが、「あんたは年寄りの知り合いが多いから、悲しい時が多くて大変だな。」と言った。私もそう思う。年の順でなくなるわけでは決してないが、でも、孫のようにしてかわいがってくれた人たちが一人また一人とお浄土へ還っていくのは寂しい。感傷にひたったら次はサソウの予習。しっかりやるからね、と想い出に声をかける。