避妊手術

nikoju2008-08-12

8月12日、いのっち(ノッチ)の避妊手術の予定。前日の21時から絶食のため檻に捕獲し、お兄ちゃんが付き添っています。


獣医さんによると、ネコは半年でオトナになる―子どもを産むようになる。猫好きの人が言うには親子兄弟間でも子どもが産まれることもあるのだという。


ネットで避妊手術について調べてみた。
避妊手術のメリット・デメリットについて詳しい→かぎシッポTODAY cat's column
「もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。」そう思う彼女は避妊手術をせず、生まれてきた子猫を空き地に放り投げて殺すという。→http://zonu.asks.jp/ Saturday, August 26th, 2006 猫殺し作家 坂東眞砂子 さん


実は私も彼女のように殺すことを検討した。避妊手術が人間の勝手であるとも思う。6月末にニャースがよめちゃんに覆いかぶさっていたのを見たのにずっと躊躇し続けたのだった。


よめこ(ミュー)が妊娠した。金曜日に気付いた時にはすでにお腹がずいぶん大きくて、月曜に決心して7日に予約したけれど6日に(絶食のため)捕まえることができなかった。7日の朝捕まえて獣医さんに連絡した。絶食しないと全身麻酔をかけたときに食べたものや飲んだ物が喉につまって窒息死することがまれにあることを教えていただいた。もうお腹が大きくて、産まれそうなこと、朝捕まえてしばらく檻にいれておくと苦しそうにしていたことを伝えた。「生まれてしまったらもう何もできないから」早急に次の日に手術してくれるということになった。


8日10時、お兄ちゃんと住職がよめちゃんをつれて獣医さんへ向かった。


17時すぎ、私が運転してお兄ちゃんがよめちゃんを迎えに行く。先生が「お腹にいた赤ちゃん見る?」と言った。「無理です、お兄ちゃんが泣きます。先生にはたいそさせてしまってすみません。」あと一週間で生まれたいのち。私たちは猫殺しをお金を払って先生にしてもらうことを選んだのだった。



費用について、市に申請すれば5000円の助成金。獣医さんで所定の申請書に名前とハンコをもらい、領収書と認印を持って行けばいいのだそう。妊娠出産間際のよめちゃんは30000円、いのっち(ノッチ)は15000円。


「タマのお腹を見るたび、オレも辛かった。オレが飼うことが本当にタマにとって幸せだったのか、こんな勝手に子どもを産めないカラダにしてしまった、ってずっと思っていたよ。」と住職が言った。実家のタマがおばあちゃんになってオムツ生活を経て命終してからもう1年以上経つ。