つらい仕事

枕経に行きました。
隣部屋では縁者がワイワイガヤガヤしていて、仏間では家族が弔問客と涙を流して、私はお内仏にろうそくの火をともして、三折本尊に向かって阿弥陀経をあげる。


知らない人の枕経勤め、お悔やみの言葉ひとつ言えずに、お茶をいただいてそそくさとその場を去りました。枕経はつらい。隣部屋の笑い声が刺さる。