じいちゃん意識を失う

ディサービスへ行っていたじいちゃんが一時意識を失ったという報せを受けた。
じいちゃんは、近年冬の間は昼夜問わず眠っている時間が多く、朝3時頃に妙に動き出す。今日は8時45分お迎えが来て、午前中に入浴。入浴後10分ほどした時に、意識を失った。寝かせて様子を見ていたところ、6分後に意識を取り戻し、痛覚の確認、会話も可能になった。引き続き横になっていると眠り、たまに無呼吸状態もあったという。
携帯に連絡をもらった私は、行きつけの村のお医者さんに指示を仰ぐことにした。ディサービスの職員から電話をしてくれた。
医者が救急車で大きな病院へ行くように勧めたので、7年前に心臓のバイパス手術をした県立中央病院へ運んでもらうことにした。救急車にはディサービスの主任が付き添ってくれて、病院で状況を説明してくれた。
じいちゃんたちが病院に到着して間もなく処置室についた。じいちゃんは目を閉じていた。
救急の先生と少し話した、「(高齢なので)たたくと埃はたくさん出るだろうが、そっとしておきましょう」ということだった。自宅で介護したい旨を伝え、脳のCTや血液をとったり、心臓の様子を見てくれた。
CTなどの検査が早いのにびっくりした。新しい異常個所は見つからなかった。高齢者にとってお風呂は負担になることがあり、一時意識を失うということも起こるということを教えていただいた。
目を開けたじいちゃんは「おぅ!」と、うれしそうに笑った。看護師さんが「元気でよかったね。」と声を掛けてくれた。またまた迷惑な緊急外来である。お礼を申して、「じいちゃん、帰ろう」といった。