「あいあう」20号を読んで(1)

思いがけず、某研修会に参加した方から、「セクハラが講義にあがっていた」というメールをいただいた。
気になっていて、
真宗大谷派宗務所 解放運動推進本部女性室 広報紙「あいあう」を読んだ。
真宗大谷派セクシュアルハラスメント防止のためのガイドライン」が定められた。
彼が言っていたのはこのことだったんだなあ。

ガイドラインより抜粋
3 真宗大谷派におけるセクシュアルハラスメントの定義
(1)宗派における「セクシュアルハラスメント」とは、教化、聞法、研修、就労等の活動(以下「教化活動」と表記します。)における関係を利用して相手を不快にさせる「性的な関心や要求に基づく言動」(以下「性的な言動」と表記しています。)であり、それは場所(寺院、教会、別院、宗務所及び教務所等)や時間を問いません。
また、「性的な言動」により結果的に教化活動における環境を害すること、あるいは、「性的な言動」を行った者が相手に対し、利益または不利益を与えることをいいます。
なおセクシュアルハラスメントに該当するかどうかは、基本的には言動の受け手がそれを不快に感じるかどうかによって決まります。
また、「性的な言動」とは、性別によって役割を分担すべきとの意識に基づく言動も含まれます。
7 セクシュアルハラスメントを受けた場合の対応
(1)基本的な心構え
セクシュアルハラスメントの被害を受けた人は、自分に落ち度があったとか、その場で意思表示をできなかったなどと自分を責める必要はありませんが、被害を深刻にしないために、次の事項について十分に認識しましょう。
1 ひとりで我慢しているだけでは、問題は解決しません。
セクシュアルハラスメントを無視したり、受け流しているだけでは、状況は改善されないということまず認識すること。
2 セクシュアルハラスメントに対する行動をためらってはいけません。
・「恥ずかしい」、「仕返しが怖い」などと考えがちですが、被害をより深刻にせず、また、他に被害をつくらないためにも、勇気を出して行動すること。
他、5 セクシュアルハラスメントをしないために認識すべき事項、などが定められていた。

相談窓口が設置されている。