「謹慎処分」

今日はお兄ちゃんの風邪が少し良くなったようなので、「実は昨日、娘を連れて行ったら、遊び相手がいなくてお話の途中に本堂の余間を走り回って、ママがお話しているところに来て、黒板に落書きをして大変困った」ことを伝え、面倒を見てもらうことにした。心苦しい思いで迷惑をかけることもないし、おりこうさんにしているかという心労もなく、安心して法話へ行けた。

娘はだだをこねなかったが、切実にお寺でお姉ちゃんたちと過ごしたかったに違いない。いうなれば昨日の粗相の「謹慎処分」をくらったわけである。小さい頃ちょっと年上のお姉ちゃんに遊んでもらった記憶は優しく残る。また来年一つずつお姉ちゃんになって会いに行きたいと思う。

帰り道、ちょうどお兄ちゃんの車が見えたので、寄り道して一緒にしだれ桜を見に行くことにした。ママは衣のまま桜を見ながら三人でたい焼きを食べた。しだれ桜は空から降っているかのようにきれいだった。