法話ラッシュをふりかえる。

ふってわいたような多忙な日々、法話ラッシュが終わった。

思えば自坊(自分のお寺)永代祠堂経(えいたいきょう・しどうきょう・えいたいしどうきょうと呼ぶ)のご満座(最終日)で話してから、11日から15日まで永代祠堂経法話、16日老人センター法話、17日四十九日法話、19日から21日まで永代祠堂経法話、23日から25日まで永代祠堂経法話、27日結婚式スピーチと、しゃべりまくった。しかも白衣・間衣をつけなかった日は6日から一日たりともなく、あっという間に月末である。

五日話すってすごく楽しい。もちろん疲れるけれど、ゆっくり思っていることを整理して聞いてもらえる。誰にも話せない独り言をたくさん抱える「隠れおしゃべり」女には至福。

23日から25日までは毎回お話させていただいているポールポジションともいえるお寺での祠堂経法話だった。自己紹介はほとんどいらない。テーマは「人間といういのちの相」。

初日は若い世代の苦悩を伝えた。二日目は原稿を「聴きやすい話」と「真剣な大切な話」を準備した。話したのは「真剣な大切な話」、自死自殺研修会で学んだことで、内容が重くて嫌われるかなと思ったけれど、次の日も(午前中地震だったのに)参ってくれた方がいたのには驚いて本当にうれしかった。これからもがんばろうとうれしかった。

三日目ご満座ではカルト教団を通して浄土真宗の教えについて話した。「いいお話聞かせてもらってありがとう」と若い50代の方に声をかけられた。うけそうな「聴きやすい話」でなく賛否両論あれども精一杯伝えたいことを勇気出して話せてよかった。