そうだ、奉仕団へ行こう!

門徒から「奉仕団(ほうしだん)に行きたい」という要望があった。「その時にばばのお骨を収める」ということだった。感激した。そのおばあちゃんは何度も奉仕団へ行っていた方だった。

おばあちゃんたちが元気だった頃、毎年春の彼岸に祖父母が呼びかけて「真宗本廟奉仕団」(しんしゅうほんびょうほうしだん)へいっていた。

「一日のたしなみには、あさつとめにかかさじと、たしなめ。一月のたしなみには、ちかきところ、御開山様の御座候うところへまいるべしと、たしなむべし。一年のたしなみには、御本寺へまいるべしと、たしなむべし」と云々(蓮如上人御一代記聞書45)

(赤尾の道宗さんが申されました)一日のうちで大切なのは朝のお参りを忘れないこと。一ヶ月に一回は近くの親鸞聖人の御影(ごえい・絵像など) が安置されてある(現代でいえば寺など)に参るよう心がける。一年に一度はご本山に参ることを心がけることである。

と、祖父が誇らしげにいっていたことを想う。

「奉仕団はどんなことするの?」とたずねられた。「最近は一泊二日の日程が主流です。だいだいお昼前について両堂参拝し結成式があり、昼食をとる、共に聴聞し座談の場があります。次の日は清掃奉仕などをします。今なら御修復現場視察も出来ます。」といったら、「御修復現場視察、それいいなぁ!」とおっしゃった。そして御修復ニュースが載っている『同朋新聞』を渡した。五月くらいには行きたい。