自死・自殺研修会 ライフリンク代表 清水康之 氏 講義

NPO法人 自殺対策支援センター ライフリンク 代表 清水康之 氏 講義
ありがたく心強く思っています。
私がお話することは現場の声であり、遺族の方から話を聞いたこと、現場から教えてもらってきたことを伝えたい。
まず(遺書)手紙を紹介します。
「みなさんへ・・・この手紙が読まれる頃にはきっと私は死んでいるでしょう・・・がんばることに疲れました・・・それではさようなら(14歳女の子)」
「・・・いじめが原因です。・・・こんなダメ息子でごめん(中二13歳男の子)」
どれだけ悔しい思いで亡くなっていっただろう、

NHKのドキュメンタリーを作っていて、(ディレクター)親を亡くした子どもたちを取材した。

中高年の遺書 零細企業 リストラ 過重労働による過労自殺
謝りながら亡くなる、ダメな親、ダメな部下、本当は悪いことをしたわけではなく、むしろ責任感が強く

あるいは小さな商店、負債をかかえ、自殺して下りた生命保険で返す
「この人たちは本当に死ななければならなかったのか」情報、制度があれば回避できたかもしれない

WHOでは自殺は「避けられる死」と位置づける、必然的な要因はない、社会的な要因が関わっているから

しかし、日本では「自殺する人は勝手に死んでいった」 悪循環がある

VTR (25分)2001年10月NHK「クローズアップ現代」という番組「お父さん死なないで」、自殺者が年間三万人を超えた。なかなか自殺対策が進まないというときに、「なんかやろう」と声をあげたのが子どもたち、20代の学生たちだった。昨年「自殺対策連絡協議会」が新設された。

VTR (8分)2002年NHK「おはよう日本」特集。

遺族の声を聞く、体験を話して仲間に出会って、どうやって変わって行ったか、
胸のうちを語る、罪悪感、怒り
亡くなる数日前、いつになく優しかった父、自分がとった行動を悔やんでいる。父が死んだのは僕のせいなのか、自分が優しく接して話を聞いていてあげれていたら踏みとどまってくれたか。

自殺は「弱い人がするもの」「自分も弱い人間だと思われたくない」
自分が辛い思いをするのは自らいのちを絶ったお父さんのせい。

あしなが育英会交通遺児や病気で親を亡くした子どもたちの支援の会、しかし、自殺で親を失った子ども達は発言することがない。

自殺した父、うけいれていきたい

外に打ち明けることで楽になることはいっぱいある、
社会に対する不安からできない。
自死遺族の気持ちは、複雑に(悲しみ怒り自責の念)整理されないまま、
自殺は弱い人がする、負けてはいけない、とか社会の
自殺する人は本当に弱いのか
VTRで語った少年の言葉には七年間話せなかったという重みがある。

残された子どもたちのこころのケア、
増え続ける自死遺族

今回は
みんなを受け止めよう
変わることないかもしれない
少しでも笑顔 先の自分を見つける術(すべ)

自死遺族シンポジウム」どうしたら抱え込んで、亡くなって行く人を減らすことが出来るか、最初は向き合えなかった自殺に向き合って、外に向かって一歩二歩、
すくい

話せなきゃいけない、話せない自分はダメなのでなく、話したくなったときに話せる場があることの大切さ。

自殺する人は弱い、自殺する人はダメではないが、
それでも死んで欲しくない、生きていて欲しかった。

40代50代という中高年の自殺者が急に増えた
自死遺族大学生四名の手記「自殺って言えなかった」

もう少し早く、という自責の念、
誰にも打ち明けることが出来ない、親が自殺した子どもと見られるのが怖かった。同じ体験をした人に勇気をもらった。遺児たちを支える輪を広げていきたい。

2005年5月シンポジウム、自分が語ることで少しでも
自死する人は「俺がいないとだめ」という責任感が強い人がいる
うつ状態は一緒にいるものが気がつかないということがある
定年になったら旅行しようと言っていた夫、「仕事が出来ない、ごめんなさい、スカです」という言葉をのこして死んだ。

いろいろなことがわかってくる、一つはどういうふうに自殺に追いつめられていったか、死にたくて信でいったのではない、生きていけないところまで追いつめられて、
「死にたい」と思っている人に「いのち大切」といってもほとんど意味がない、どうやったらその死から逃れられるか、生きていく手段を具体的に教えて欲しい、大切ないのちをどう守る わからない 生きていくこと出来ない
死にたいと声をあげるのは「生きたい」情報を提供すれば選んでいける。死にたいという言葉にじっくり耳を据える。どうして 信頼関係が出てくる

死にたい ということについては医療的に解決する方法もある。
死にたいという社会問題は解決策を提示すればクリアできる。
借金の問題であれば、具体的に弁護士に相談する。クレサラ被害者団体との繋がりもある。安心して助けを求めることが出来る。借金は、弁護士、ボランティア団体などにより100%クリアできる。

メモはもう半分あります、つづきます。