人間といういのちにかけれらた本願を聞きひらかれていた宗祖親鸞聖人に出遇える研修会

「同朋会館教導・補導合同研修会」の出席ハガキをだしました。人が亡くなったら、葬儀社の前後に私たち僧侶が呼ばれる。ポストベンション(遺族に関する諸問題)は早急に勉強する必要がある。なぜなら私はどうしたらいいかわからない。どんな言葉をかけたらいいのか、どうしたらその傷を深まらせることにならないのか、浄土真宗の教えはHow Toではないけれど、是非出たい研修会です。

「同朋会館教導・補導合同研修会開催要項」より
テーマ「今、いのちがあなたを生きている−人間といういのちの相(すがた)−」
・・・再度取り上げて欲しいという要望の多かった自死の問題の中から、私たちにとっても関連の深いポストベンション(遺族に関する諸問題)を中心に研修会をもちたいと思います。
今回の講師は昨年6月『自殺対策基本法』制度を大きく推進されたNPOライフリンク代表の清水康之氏、小児科医で大谷派僧侶でもある梶原敬一氏、また自死遺族の方にもおいでいただき生の声をお聞きしたいと思います。
自死」のさらなる学びから、人間といういのちにかけれらた本願を聞きひらかれていた宗祖親鸞聖人に出遇える研修会になることを願っております。・・・

同封リーフレット
「大切な人を突然うしなってしまったあなたへ」

一人で呆然としていませんか?驚きとショックとで何をしたら良いのかわからなくて困っていませんか?私も遺族の一人です。嘆きと悲しみと置いていかれてしまった悔しさとで、ただただ泣いていました。座り込んだまま、立ち上がることもできず、誰に相談することもできず、なぜ?どうして?あなたを助けてあげられなかった私が悪かった!ごめんなさい。わたしもつれていってほしかった!そんな感情が渦巻いてひたすら泣くばかりでした。
でも、いま、あなたは一人ではありません。助けてくれる人、支えてくれる人、相談に乗ってくれる人、悲しみを分かち合ってくれる人、慰め励ましてくれる人がきっといます。一人で泣かないでください。勇気出して助けを求めてください。  石倉○子(62歳・京都)


平成16年2月、夫は電車に飛び込み自殺をしてしまいました。なぜ、どうして死をえらばなければならなかったのか?私はなぜ気づけなかったのか、と苦しみ、周りには病死と伝えました。
でも主人の業務日誌や書類を読んで、何も悪いことをしていない、身勝手に死んだわけではないと、今は彼の死を受け入れ、少しでも自殺を減らすにはどうしたらよいかをこれから考えていきたいと思っています。
このリーフレットを手にしたあなた様といつかどこかで分かち合える時がきますように。   南部○子(61歳・茨城)