2011-06-12から1日間の記事一覧

『往生要集』等活地獄−「活活(かつかつ)」

はじめに等活地獄といふは、 この閻浮提の下、 一千由旬にあり。 縦広一万由旬なり。 このなかの罪人、 たがひにつねに害心を懐いだけり。 もしたまたまあひ見みれば、 猟者の鹿に逢へるがごとくして、 おのおの鉄の爪をもつてたがひに掴み裂さく。 血肉すでに尽つき…