立花の立て方講習会

nikoju2011-10-06

今日は金沢教務所で坊守会主催の立花の立て方講習会でした。参加費2000円でとても有意義でした。持ち物は花瓶とはさみと花を包んで帰るもの。私はエプロンと花瓶を入れる箱と軍手も持参しました。菊の葉っぱを落とす時に必需品です。麦わらを花瓶に詰めてひば3本を真(しん)にして2時間弱、皆楽しく学びました。真宗大谷派の立花は池坊が基本です。「三本生ける場合、両サイドは低く、かつ奥にして(のけぞらして)、立体感を出す。」これが今まで知らなかったコツ。前置き(下の葉っぱ)も立体的に入れる。当然ながら後ろから後ろから入れていく。前はすぐいっぱいになってしまいます。中菊が白黄紫計10本、カーネーションに小菊、月桂樹みたいな形の裏が白い細い木の枝に、シダ科の植物。こりゃ2000円じゃ買えません。芯と中菊だけは配布された緑のビニールひもを巻いて花瓶にさしたまま持って帰って(箱があると帰り道も安定します。)、自坊でも生けてみました。たくさん写真を撮ったけど、やはり先生に手直ししていただいたのが一番きれいでした。講師は村松如友(すけとも)師。後ほどアップします。
横からも撮るべきだった…

↑私の作品。残念ながら左に曲がっています。真が曲がってるとどうしてもつられる
宗恩寺さんHP(大阪教区)参考になります
http://www.h5.dion.ne.jp/~souonji/bukka.html
金沢の方は写真でわかるように真中はもう少しどっしりと、シンメトリーに菊をいれることが多い。先輩が「いいがになっとる、派手でなくてワシは好き」といっていたことを思う。花は好みだけど派手はあまり好まれない。上品な美しさを目指したいもの。