いろんな想い出と

4月6日から5日間、永代経法話を任せられている。2006年からだから今年で6年目。私がお話しに行くところはだいたい毎年呼んでいただくので、お寺の人はもちろん、お話を聞きに来てくれるご門徒の顔も覚える。毎年懐かしいし、どうしてもお年寄りが多いから、また来年会おうね、一生懸命勉強してくるね。と約束している。今年は縁あって5日間読経も任せていただいたので、自坊と同様、伽陀、阿弥陀経の後に、正信偈真四句目下を共に練習している。5日連続でやるからだんだんうまくなるはず。
ここのお寺さんにもお世話になりっぱなしで、毎年娘を連れていった。本当によくしてもらった。保育園児の時は帰りたくないと大泣きして困った。ガムをいただいたのだがガムはママと食べない約束をしていたのに一気に食べたのが発覚したので(確信犯とみなし)、次の日は自宅謹慎だった時もある。一年生の時は2B鉛筆を一ダースもらった。うれしかった。あの時もあの時も「娘さんに」と、心のこもったプレゼントをいただいた。お菓子箱の代わりにいただいたお菓子代を道に落っことしてきて、ご門徒さんがひらってお寺にもっていってくれて、ご住職さんがうちまで届けてくれた時もあった。届けられるまで気がつかなかった、申し訳ない。お経がうまくあげれなくて泣き言を言ったら親身になって聞いてくれてはげましてくれた。時には仕事が辛いとつぶやかれる時もあった。優しい柴犬がいた。素敵な坊守さんがいた。尊敬する住職さんがいた。ありがとうございました。お陰さまで今の私がいます。力になれることがあればいってほしい。