通夜説法の所感

門徒の葬式が続いた。満中陰を終えて、三日と経たない日に、メダカのおばあちゃんの添いあいさんが亡くなった。住職は「早すぎる」といって肩を落とした。穏やかな方だった。年老いてもイケメンだった。
通夜説法は手書きで原稿を作った。高山の四衢亮師の言葉を伝えた。
お通夜はたくさんの人だった。通夜説法に老いも若きも身を正して、聞きいるのは、死が厳粛だからで、そのことはまた厳粛ないのちを生きているということなのだ、と思った。
支えてくれた方々がいるからこそ、やってこれた。精一杯の感謝を込めて、葬式を勤める。