神経質な僕のうた―テーブル編 二階にマイキッチン計画

もうたくさんだ
君のそのだらしないところがたまらなく嫌なんだ
君は気付いていないけどね


二階にキッチンを作るのがバレたとき、君は激怒したね。僕が「いつも散らかっているキッチンに嫌気がさす」といったら「それは関係ない」と君はいった。
関係なくないんだよ。君は気にならないから気づかないんだ


シンクには常に小さな鍋があって中に生ゴミがぐぢゃっとしてる。三角コーナー不潔だ、と使わない。刺身のつまは腐る前に捨てたらどうだい?
羽虫が飛んでるよ。臭うことも多いのに、君は鼻が効かない


そのテーブルは、僕がさっききれいにした。なぜ濡れた皿を拭かずにどんどんそこにおくんだい?なぜ柿をかじってそこにおくんだい?なぜルマンドの袋をそこにおくんだい?粉が落ちてる


「ひどすぎる」と彼はよく君に怒っていたね。彼がいなくなって、何に怒っていたか分かったよ


もうたくさんだ
君のそのだらしないところがたまらなく嫌なんだ
君は気付いていないけどね。言ってもわからないけどね