「こころの奥底にあるいいえぬもの」

昔の日記を探して引っぱりだした。たまに想い出すこの言葉、「こころの奥底にあるいいえぬもの」
今日は学院恩師の言葉をなぜか想い出していた。先生はハイデッカーを愛読していた。たしか『世界の名著・ハイデッカー』の後記みたいなものだったと思う、ハイデッカーのお兄さんが先に亡くなった弟について回想している一文を紹介してくれた。

弟について、いっていることが難しくてわからない、何を言っているかわからない、と人はいうけれど、ハイデッカーは「こころの奥底にあるいいえぬもの」をなんとかして言葉にしようとしていたのだ、と。

法話の日々が終わった。結論はいつも「唯念仏」、だから私も「こころの奥底にあるいいえぬもの」をなんとか表現しようとしてるんだな、きっと。
ちょっと待て、本当にあるのか?