平成の坊主の決意

ある平成の坊主の日記より
1月1◆日に、歩いて東京から京都まで一人でいこうと思います。

ちなみに、唯円という坊さんに勝つためです。関東から歩いて京都まで向かったそうな。鎌倉時代の坊主にできて、平成の坊主にできないことなんて無いと思います。いい加減、同時の旅は命がけであったという、坊主の先生の戯れ言に聞き飽きたので、なにが命がけなの?ということを証明したいのです。

偉いな。
この言葉が離れなくて、『歎異抄講話1』廣瀬杲法蔵館の第二条のところを見ていた。実はこれまで、お恥ずかしいことに、この時唯円は「(多聞第一)阿難」のように親鸞の側にいたんだろうと漠然と思っていた。そうではなくて(平成の坊主さんがいうように)どうも関東から来た人が唯円なんだね。

この冬の徒歩の旅が、やっぱり心配で、東海道のことをネットで調べたり、図書館へ行って本を借りたりしていた。なにか伝えてあげれることはないだろうか。
いろいろ見ていたら『三重歴史街道◆東海道ウォーキング・マップ』というものがあった。どなたが作られたのか素晴らしい。東海道493.7kmって何日くらいであるけるのだろう。蓮如上人の御下向は、京都から北陸吉崎御坊まで方道240kmをお立ち寄り会所七十一カ所を経由して六泊七日をかけて、蓮如上人の御影(絵像)を御輿に乗せ、リヤカーを引いての旅だというから、東海道親鸞聖人にあいまみえる旅は方道二週間くらいなんだろうか。


もしあなただったら、京都のどこをゴールにしますか。五十三次を巡回したいわけではないので、三条大橋ではないはずです。私は「(本山の)御真影」くらいしか思い浮かばないのですが。