発表会でした

昨年の方が感動したなー、何でだろう。先生方が手をぬいたということはない。おそらくもう年長さんなので、「出来て当たり前」みたいのが親の方にある。「ちゃんと出来るかな」のワクワクの部分がなくなった。できることが前提になると上手く出来るかが関心なる。人より上手くなくてもいいけれど、人よりずいぶん下手であるのは気になる。「なんとなく、そうじゃないかなぁと思っていたけれど、他の子たちと一緒に歌った時に確信した、娘はオンチ。」(従妹もひどかったけれど今は抜群だからこれはなんとかなるのかな。)とはいえ大きなミスもなく、上手に出来たことに満足する娘。

発表会は2ヶ月前位から準備をしていた。本番、たくさんの聴衆の前に恥ずかしくてはなくそばかりむしっている子が数人いた。首をずっと斜めにしている子。親がハラハラするだろうけれど、現代っ子親の私はできないことも「個性」とか、「でもあれはできた」とか「まあまたがんばろう!」とか穏やかなもんでもあったりする。意外に親がそう子どもに接するように(たくさんの配布物に)指導を受けているような気もしている。

私が尊く思ったのは先生たち。どなたも二ヶ月前から共に発表会の練習をしてきた。劇で恥ずかしがってセリフがいえなかったらストーリーが進まない。年中さん以下には高度な技術を求めない、前日まで楽しんで練習していたのに、舞台に立っていることすら恐縮してしまう子。それでも先生たちは私のようにムッとしない。子どもたちが固まることはもう前提のよう。思いやりの心がいっぱいつまった態度でそれぞれの子に接してくれていた。素敵だった。

保育園児の一年はたくさんの行事があります。それを全部、とっても楽しいものにするように、先生たちの創作と気配りに目を見張ることばかりでした。「○○保育園に行っていてよかった。」と思い続ける日々です。
子どもたち、先生方、見に来てくれた皆さん、とっても楽しい時間になりました。ありがとう。