推進員(すいしんいん)とは

推進員とは(原文にかっこ、かっこ内はありません。)
宗門では、お寺の住職や若手寺族(寺に住んでいる者)とともに、この真宗同朋会運動の推進力となっていただく方々を「推進員」と呼んでいます。

推進員養成講座は、多くの方々に「推進員」になっていただくため、ご門徒の方々を対象に、全国各教区(きょうく)でおこなわれている推進員教習(前期教習・後期教習)です。真宗本廟同朋会館において後期教習を終えた方に「推進員証」をお渡ししています。(推進員は、住職と共に教えを聞き歩んでいくことが役割ですので、任期や資格有効期限などはありません)。

「推進員」の具体的な役割には、同朋の会の結成や真宗本廟奉仕の推進などがありますが、基本的には「親鸞聖人の教えによって生きて行く」という自らの名告りそのものが推進員です。
そして、朝夕のおつとめ(勤行)の実行や、自ら聞法の場に身をおくことをとおして、教えのことばと真向かいになる真宗門徒の生活を回復することが願われています。

(『真宗同朋会 推進員養成講座 ハンドブック<第3期第4次・第5次用>真宗大谷派』より)

ずっと抱えている事がある、「宗教って大嫌い」。親鸞の言葉は宗教なんだろうか。宗教の生活、念仏者の生活というものがあって、やっている人とそうでない私がいるのだろうか。「宗教って大嫌い」という人たちの言葉は私にとってとてもとても大切。
ふとしたきっかけで「推進員」を調べたくなった。やはり「さあ、あなたも推進員になろう!」と呼びかける気がない私は、この教団の僧籍をいただいていてよいのだろうか。夢を見た、何かのきっかけ(ある葬式を執行しました)で、僧籍が無くなった。「ああ、これで、ただ親鸞の言葉が大好きな人でいられる」と思って目が覚めた。雨の気配のせいだろうか。