謎の名言

じいちゃんが、「ほめるというのはいいことやね」といった。これまで、はくオムツをしていたが、この冬から自分でトイレに行かなくなったので、オムツをして寝ている。週三回はデイサービスに行っているが、足元がおぼつかなくなってきた。まともに歩けなくなり日課だった食べ物を泥棒することもなくった。歯がないので、食事の時はペットから椅子に移乗し、食事介助している。耳も遠いのでほとんど会話できない。「ありがとう」と「なむあみだぶつ」をたくさんいう。
今日も食事介助をしていら「これうまいね」、「ありがとう」と「なむあみだぶつ」をたくさんいって、ふいに「ほめるというのはいいことやね」といった。うれしい気持ちになったので笑ってうなずいて「そうやね」といった。出来の悪い私はじいちゃんにはたくさんほめられてきた。寝たきりに近いじいちゃんだけど寝返りがうてないわけではない、オムツをかえるときに腰を上げてくれる時がある。そんなときは「腰上げてくれたの!ありがとう、すごいね」と声をかける。