寿算七十八歳

サスケは居間にいて、訪れる人がいるとずっとぎゃんぎゃん吠える。散歩で会うとなぜかおとなしく、別犬かと思う。私なんかが黒い衣を来てお参りに行くとおじいちゃんに抱っこされないと落ち着くことが無い。そのポメラニアンが信頼したように、人々に尊敬されたおじいちゃんは、もう二度とあの場所に座ることが無い。


大切な大切な責任役員の方が浄土へ還られた。枕経をあげて、顔にかかった白い布をよせて、「ありがとうございました。」ということの他に何が言える。
「常照院釋法眼」、院号は『正信偈』から。
明日「本山弔詞」を取りに行く。